これには佳耶や流奈ちゃん、マナも優も黙り込んだ。


木戸嫌われてるからな~・・・。


あたしたちは渋々と自分のふとんに潜り込んだ。


ま、寝たふりして、友里恵ちゃんどっか行ったらまた話すけどね。


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


無言のアイコンタクトという神業。


ふとんもまたふかふかで気持ちいですな~。




・・・・・・。


カチコチカチコチ


・・・・・・。


カチコチカチコチ



静かな部屋に、時計の秒針の音だけが大きく響く。


・・・あの、そろそろ出てってくれてもいんじゃないですかい?


動こうにも動けない。


消灯時間が11時で、ちょっと話して友里恵ちゃんが来て・・・だから。


今は11時半くらいかな。


結構うとうとしてきた。


・・・ダメダメダメダメ!


みんなで話すのに、あたしだけ寝てたなんてことがあったらショックすぎる。


いや、でも、そうは言っても・・・。


ちょっとやばいかもしれないな・・・。


朝、バスで・・・寝た・・・のに・・・・・・。



結局、あたしは襲いかかる睡魔を撃退できずに、深い眠りに落ちた。