次の日。



「おはよー。」



私は挨拶しながら自分の席に向かった。



「真凜、おはよッ。」



「あ、桃華、おはよー。」



真凜に挨拶したあと、席に戻る。



途中、黒木君と目があった。



でも、黒木君はフッと視線を反らす。



それにちょっと胸が痛んだけど、仕方ない。



別れたんだから。



そう割り切って席にすわった。