最寄り駅から、学校に向かって歩く。私の目の前を ピンクの花びらが、舞う。 「綺麗…」 私が、つぶやくと…。 「だよね? あっ、いきなり…ごめん…うちは…」 彼女は、私と同じ制服を着ている。彼女の名前は、 林原 結美 (はやしばら ゆみ)。 私も軽く自己紹介する。 「うちは、松山 綵。 よろしくね!」 結美は、ほほ笑みながら ケータイを開き…。 「メアド教えて!」 「いいょ」 私もケータイを開き、 赤外線通信をした。