目の前まできたハナさんは、私の手をガシィッと取ると



「私、美城 華ーミシロ ハナーっていうの。
華って呼んで?
よろしくねっ」

と言って、ニコッと笑った。



鈴が可愛い系なら華は綺麗系だな…



ってか2人の方が名前ピッタリだなおい。


似合いすぎんぞよ!!


「あ、華夜と私って同じ、“華”って漢字があるわね。
可愛い可愛い可愛い華夜と同じ漢字があるなんてスッゴい嬉しいわ!!」

「あー…ズルい!!」



…え、何が?

何もズルくなくね?


「あたしも華夜と同じ漢字がよかったぁー!!」


…遠慮します。


「ふふん」


華…なぜエバる!!



…なんか疲れた!!


この二人来てからかなり疲れた!!


なんで?

なんで!?


まだ初日なのに何でこんなに人とかかわってんの!?



…想像してたのと…



全然違うっ…





…ま…



楽しそうだけど…ね!!