なんだかこの道近道になるんじゃない?



僕は、もっと奥に進んで行った。



そして、ある丘にでた。



そこは、町が一面見渡せる丘で僕の知らない場所だった。



わぁー。凄い。こんな所あったんだ。



僕は町を見渡した。。



「………したの」



ん?



突然声が聞こえた。



「………死なないで」



僕は声の方へと向かう。



そこに居たのは、なんと桜木紗希、彼女だった。



まずい。帰ろう。



そう思ったけど彼女の様子がおかしいかった。



「どうかしましたか?」



無意識のうちに声をかけてしまった。



「ゆう、助けて…。」



彼女は涙声で、僕に助けを求めた。



彼女の腕の中を見ると、見覚えのある黒猫が気持ち良さそうに寝ていた。



「あっ!!その猫…。」



彼女はどうやら勘違いして黒猫が死んでしまったと思ってるようだ。



僕は、彼女にこの猫は死なない事を話た。



彼女は話を聞いて、安心したのかもっと泣いてしまった。



こういう所……。
昔と全然変わってないなぁ。



僕は、彼女が落ち着くまでずっと隣で待っていた。



それにしても、この猫彼女が拾ってくれたんですね。


すると、彼女が僕を少し睨んでた。