「あのさ。由って私の事知ってるよね。」 「あー。はい。知ってます。」 「だったらさ。あのケンカした時の事覚える?」 「はい。覚えてます。僕がアイツ等にボロクソに負けた事ですよね。」 「うん…。でね、私あの時の事謝りたくて。ごめんね。私なんかの為に。でも…。」 「あれは僕が勝手にした事なんで謝らなくてもいいです。それより………でも何ですか。」 私は由に向かって言った。