「ごめん!!綾。今日も行って来る」 私は鞄を持つとダッシュで教室を飛び出る。 「行ってらっしゃーい。」 綾は化粧箱を開きながら言った。 急げ! 早く行かないと。 あいつが待ってる。 学校のフェンスを飛び越え、走る。 私がどこに向かっているかって? そんなの決まってる。 私だけの秘密の場所 いつもの場所。