「さくらんぼみたいだね――…」

“さくらんぼみたいだねっ♪”


昔よく口にした言葉。

すんごく大好きで、
いつも自慢してた言葉。

―――――…

伶矢は覚えてる?



「さくらんぼ♪久しぶりに聞いたっ」

「覚えてたの?…」

「当たり前じゃん♪」


覚えててくれたんだ♪
なんかうれしい


「晴香…お前は、俺とさくらんぼでいたい?」

「えっ?」

「小さいときの結婚の約束おぼえてる…?」

「うん♪おぼえてる」

「俺、いまもそれ信じてるよ?もう子供じゃないけどさ~笑」


「信じてる?」


信じてるって……


大人になったら結婚することをだよね?


聞き間違えっ…?

それ告白だよ?!



もしそうだったら
嬉しすぎるっ☆

でも伶矢はそれでいいのかな…?