庭の真ん中に到着!

それまでに、何回ドキドキしたんだろ。


私ぜったいに寿命縮まったな。



「晴香~この木じゃない?」


伶矢の手がするっと抜けていく。

ほんとは離さないでほしかったのにな・・


「でもこの木、楓の木って書いてあるよ?」

「うっそ?!じゃあ違うのかぁ…」


「伶矢、部屋の窓んとこの木みてみる?」

「そうするかっ☆」



部屋までの帰り道…
伶矢と手を繋いで帰った。


ねぇ伶矢
あのときね、

繋いだ手が暖かくて、すっごくうれしかったんだよ?