さよならは、あたしから…



覚悟していたはずの質問


なのに、いざ聞かれて見ると


心臓が一瞬止まったような


感覚に襲われた


どう…って


それは…もちろん…


「どうしたの?急に…

ナオキ?

良い…友達だと思ってるよ?」


出かかった言葉を飲み込み


拳を強く握りしめて


あたしなりの最高の笑顔で


そういった



でも…本当は


ちょっと気が緩んだら


一気に涙が溢れそうなほど


ギリギリな心境…


ミホちゃんは


うつ向くと…


「ナオさん…

本当の事言って下さい

嘘、つかないで下さい」