凜さんの部屋を出ると、蓮が立っていた。 「蓮…。」 「姉貴に話聞いたみたいだな。」 蓮は私の手をひいて自分の部屋まで連れて行ってくれた。 部屋に入ると沈黙だった。 「詩音さ…「蓮、大学に行って。」 私は蓮の言葉を遮って言った。