去年、蓮が中学の頃慕っていた先生が亡くなった。 蓮は…悲しんでいた。 自分は迷惑ばっかかけて何も先生にしてやれなかったって…。 だから…蓮はせめてものお礼で先生のような教師になるって。 力強く言ってた。 それを聞いた凜さんは困ったように笑った。 「蓮らしいようならしくないような。」