そのまま重なる唇。
…何だかアタシ達のキスって、いっつもこう。
料理をしている時、彼がこうやって絡んでくるから…。
「…なあ」
「何?」
「将来はオレ専門の料理人って、どうだ?」
「……それってプロポーズ?」
「まあ、そんなもんだ」
にかっと天真爛漫な笑顔になられると、こっちが困るんですけど…。
「いやさ、正直。お前の作る料理に惚れててさ」
「…料理を作っている、アタシではなく?」
「今はお前だけど、昔は料理の方だったなぁ」
ドコッ!
「うごっ!」
彼の腹に肘鉄をくらわせ、アタシは料理を再開させた。
…何だかアタシ達のキスって、いっつもこう。
料理をしている時、彼がこうやって絡んでくるから…。
「…なあ」
「何?」
「将来はオレ専門の料理人って、どうだ?」
「……それってプロポーズ?」
「まあ、そんなもんだ」
にかっと天真爛漫な笑顔になられると、こっちが困るんですけど…。
「いやさ、正直。お前の作る料理に惚れててさ」
「…料理を作っている、アタシではなく?」
「今はお前だけど、昔は料理の方だったなぁ」
ドコッ!
「うごっ!」
彼の腹に肘鉄をくらわせ、アタシは料理を再開させた。

