君は 藍色の夜空の下


小さな丘の上で

僕を待ってる






まるで

月の光を吸い込んだ様に



君は 暖かい光に包まれていた









「待たせてしまったね」





僕の言葉に

君は少しうつむいて


小さな頭を

わずかに横に振って



それから



僕に笑いかけた








その笑みに答える様に


僕は 君の手を取る









そして僕らは

ゆっくりと


丘を下って行く








君と一緒なら


夜の闇の中でも


恐れずに進んで行けるだろう








小さな 柔らかい

手の温もりに




幸せを感じながら















.