「にしても遅いなぁ莉子。」 電話の為、寝室に行って30分は経っていた。 仕事のトラブルとか? 俺は、おもむろに席を立って、寝室を覗いた。 ベッドの脇に座って何か深刻そうな顔をして、携帯を握りしめていた。 「莉子…?どうしたの?何か有った?」 莉子の隣りに腰かけて、肩に手を置いた。 「どう…しよう。」 「ん…?」 今にも泣き出しそうな顔をして、俺の胸に埋めた。 「え…、莉子?」 電話の内容が分からない俺だけど、莉子の震える身体を抱きしめた。