「待ってよ…」 「何…??」 朱莉ちゃんは優しく微笑んだ。 悪魔…。 悪魔…。 悪魔…。 笑ったって全然怖さは消えないよ。 余計に怖さが…。 「冷たいね…」 朱莉ちゃんは私を見ながら鼻で笑った。 大人っぽく髪を耳にかけてグロスで輝く唇を緩めた。