授業が始まる…。 だけど私の頭の中は 夢のことでいっぱいだった。 「…先生…酒井先生…!」 「は、はい!?」 気がつくと杉山が 私の目の前に立ってた。 あ…4時間目の途中だった…。 「大丈夫ですか?」 「え、はい…」 生徒たちの注目を浴びてた。 私は恥ずかしくなった。 「気軽に頼ってくださいね?」 そう言ってくれる杉山の顔は ニヤニヤと気持ち悪く笑ってた。 「はい…」 ふと藤宮くんと目が合った。