「なにニヤニヤしてんだよ」 「だって…嬉しいじゃん」 翔太の手をギュッと握った。 ドクンドクン… 私の心臓の音が聞こえる…。 「翔太…あの…私…」 なんかもう自分の想いを 伝えてしまおうかなー…。 翔太が好き…って。 そう覚悟して翔太を見た。 だけどその瞬間 携帯が鳴りだした。 「ごめん。でていい?」 翔太の携帯だった。 私はパッと手を離した。 「いいよいいよ!」 翔太は私から少し 離れてから電話にでた。 誰からなんだろ…?