「あ、朝だ…」 私は時計を見て呟いた。 結局眠れなかった…。 「はぁー」 今日、拓海が北海道に帰る…。 思わず溜息がでる…。 のろのろと起き上がって 洗顔したり着替えたりする。 一晩中考えたけど 答えは出せなかった…。 拓海とまた付き合えたら それはすごく楽しいかも知れない。 けど…それはヒドイことだから…。 私は支度を済ませて家を出た。 仕事には遅刻してこう…。 「美優」 後ろから呼ばれた。 振り返ると翔太が立ってた。