「あたしの体…好きにして?」 河原は俺の手を掴んで 自分の太ももに運んだ。 「ご、ごめん…っ」 俺は慌てて河原から離れた。 河原は笑顔だった。 「あたしとキスしちゃったね」 「それは河原が…」 「でも事実だよー?」 ニッコリと笑う河原を 怒る気にならなかった。 「彼女に知られたくないよね?」 「…説明するから」 俺はスタスタと建物に 向かって歩きはじめた。 河原は追ってこない。 良かった…。 「絶対に手に入れてやる」 河原が呟いていた言葉に 俺は気づかなかった…。