ピンポーン あっ!!拓海が来たっ!! 鏡で格好を確かめてから 玄関のドアを開けた。 「おはよ美優」 「お…おはよう…」 拓海はいつもの笑顔。 私もつられて笑う。 こんな雰囲気久しぶり…。 「どこ行こっかー?」 ドアの鍵を閉めてると 拓海がそう聞いてきた。 「えっ…決めてないの?」 「うんっ!」 拓海はニコッと笑った。 もぉー…拓海らしい。 「じゃあ…海行こっ!」 拓海がそう言って 私の手を掴んだ。 えっ!?海っ!?