セツナイロ




「はぁー…」

あたしのため息は丁度一校時の終わりを知らせるチャイムに混じって消えた。



廊下を進み、あたしの教室が遠くに見えた。

ガヤガヤと廊下に出る生徒がほとんどだったけど、その中からルナ、ハルキ、そしてアスカは見つからなかった。



「あ!ユズじゃん?!」


「うわぁー!マジだし!」


金髪ストレートの女子、いわゆるギャルが近付いて来る。


あたしは逃げる事も出来ずに歩くのを止めた。



「何してたの?

ってか一校時サボり?!」


「マジでー?!

ありえんてぃー!!」


楽しそうに笑う二2人。


「なな、そんなもんかな?」

本当は違う。


でもこの人達に話す気にはなれなかった。