セツナイロ




しばらくの沈黙の後、フッとルナの笑顔が戻り、その笑顔はあたしに向けられた。


「だからさ、一緒にやろ?
アスカの旅立ち応援パーティー?」

「ネーミングセンスないよ…

それよりもあたし、いけない。
あたしみんなを捨てたんだよ?

それなのに…」

「いいんだよ。」


あたしの言葉はルナにキッパリ断ち切られる。

「いいんだよ…

ユズがいなきゃ、あたしたちは成立しないの。
ユズだけじゃないよ。
あたしだってハルキだって、もちろんアスカもいなくっちゃ。


あたしたちは成り立たないんだよ…。」


ルナが唇を噛み締めた。
そしてうつむいて言葉を紡ぐ。


「だからさ…

お願い…」





成り立たない…


こんなあたしでも、いなくちゃ成り立たないかな?





気付けばあたしはルナの手を衝動的に握っていた。


ルナは顔をあげて微笑んでくれた。







ありがとう…ルナ

あたし、答え出たよ。

「あたしもパーティー参加させて?」




あたしのしたことは、きっと消えるような罪じゃないから。

だけど今ここでもし断ったなら、あたしは仲間たちから逃げたってことだよね

現実から身を引いたってことだよね。


あたしは逃げたくないから。

これがせめてもの償いになればいいな。



大丈夫。

あたしには何より強い証があるから。



「もちろんだよ。
みんなでさ、楽しく最後を飾ろ?」





キズナっていう証がね。