時折ふく風が何故か冷たくて、あたしは小さく震えた。 しばらくしてからルナが自転車に乗ってこちらに向かってきているのが見えた。 ちらちらと光るライトが暗闇に存在を表している。 「ごめん、こんな時間に…」 「ううん、とりあえず中入ろう?」 久し振りの会話はどこかギクシャクしていて、あたしたちの溝を思いしらされた。