セツナイロ



“も、もしもし…?

あ、あたし!ルナだよっ…!”

「る…な…??」



正直夢かと思った。
幻聴かと思った。



“ごめん…今更…

迷惑だったよね…?”



でも、現実だった。

「ううん、大丈夫…。」

“そっか、良かったぁ…”


電話の奥のルナは心底安心しているらしい。


全く…あたしの方が何100いや、
何1000倍も嬉しいし…。

あたしの頬に一筋の涙が伝う。



“でね、今日電話したのにはちょっと理由があって……”

彼女のトーンは明らかに暗くなっていた。




嫌な予感がした…





“実はね、アスカ転校しちゃうらしいんだ…”

え?
転校?


“だからね、仲直りして欲しくって…”


ねぇ…、ちょっと待ってよ。
転校?

「ルナってば変な冗談言わないでよ…」

“…”

返事はなかった。




“ごめん、今からいいかな?
ユズん家寄ってっても…?”

「うん…」




なんの話かなんて大体予想はついてた。

でも、受け入れたくなかったんだよ……