セツナイロ





「なぁ、今のって何?」

「さ、さぁ??」



適当に知らばっくれるあたし。

恐る恐る振り返るとそこにはもう人の影はなく、沈みかけの夕日が作り出した大きさの違う影がただ長くアスファルトにくっついていた。