肘をすりむき、少し血が出ているユウくん。
なのにあたしは……
「……ごめん…」
歩道に座り込んだまま、スカートを握った。
知らずにこぼれる涙。
泣いてどうなるものでもないはずなのに、あたしの瞳からはポロポロと雫が落ちた。
「もう大丈夫だって。
ほら、もう立ちな。」
何で優しくするの?
怒ってくれた方が良かった。
あたしは首を横に振る。
優しい言葉なんてかけないで。
今のあたしに優しい言葉なんてかけないで。
あたしは馬鹿だから、きっとユウくんを利用しちゃうと思うんだ。
きっと…あたしの隣にはもういないアスカのかわりになっちゃうと思うんだよ…。



