「拓海、あたしと帰る?」 あたしが言いかけた途端、飛鳥が声をあげた。 「えっ、飛鳥と?」 ビックリした顔のたっくん…。 ってか二人はいつの間に呼び捨てするようになったんだろ… 「先に下駄箱行ってて?」 「あぁ、うん。分かった」 たっくんは納得したようにカバンを取って教室を出て行った。