「わ、私っ……数年前、あの赤い長髪の王子様……見た事あるんですっ……」
「王子を? どこで?」
「それは、そのぉ――…。」
彼女は至極言いにくそうでさ。もじもじとしてて、ちっとも言おうとしないんだ。
アリスは気になって先を急かした。
「教えてラプンツェル。王子をどこで見たの?」
「でっ、でもぉ――…」
その時だよ。
兄弟が帰ってきたのは。
梯子を登ってきて、最初にカールが窓から顔を見せた。
「ラプンツェル! 君にぴったりのドレスを買ってきたよ」
「あ、カールと王子……お帰り…」
せっかくラプンツェルから謎だらけの兄弟の事を聞けるところだったのに、
運よく(アリスにとっては運悪くね)兄弟が帰ってきてね。
アリスは内心、がっかりだよ。
「あら、素敵なドレス!」
気を取り直して窓から入ってきた2人の方を見ると、立派なドレスを抱えていてさ。
淡いピンクが愛らしいそれを、アリスは思わず手に取った。
「王子を? どこで?」
「それは、そのぉ――…。」
彼女は至極言いにくそうでさ。もじもじとしてて、ちっとも言おうとしないんだ。
アリスは気になって先を急かした。
「教えてラプンツェル。王子をどこで見たの?」
「でっ、でもぉ――…」
その時だよ。
兄弟が帰ってきたのは。
梯子を登ってきて、最初にカールが窓から顔を見せた。
「ラプンツェル! 君にぴったりのドレスを買ってきたよ」
「あ、カールと王子……お帰り…」
せっかくラプンツェルから謎だらけの兄弟の事を聞けるところだったのに、
運よく(アリスにとっては運悪くね)兄弟が帰ってきてね。
アリスは内心、がっかりだよ。
「あら、素敵なドレス!」
気を取り直して窓から入ってきた2人の方を見ると、立派なドレスを抱えていてさ。
淡いピンクが愛らしいそれを、アリスは思わず手に取った。

![[短編] 昨日の僕は生きていた。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.843/img/book/genre1.png)