「ああ、いいんです~…。私、一人で引きこもるの好きですから……」
「あ、そう……」
続いて、あなたがいいならいいけど、とアリスは言った。内心はちょっと引いていたんだけどさ。
そろそろ飽きてきたらしいカールが、部屋をウロウロし始める。
「兄さん、そろそろ行きません? 彼女は今の生活が気に入ってるみたいだし」
「そうだな。行くぞアリス」
「えっ?もう? ま、いいけど……じゃあね、ラプンツェル」
アリスはぎこちなく手を振ると、ハシゴを降りる兄弟に続いて窓から出た。
ラプンツェルの垂れた黒髪の隙間から、一瞬――彼女がすがるようにこちらを見た気がした。
「あ、そう……」
続いて、あなたがいいならいいけど、とアリスは言った。内心はちょっと引いていたんだけどさ。
そろそろ飽きてきたらしいカールが、部屋をウロウロし始める。
「兄さん、そろそろ行きません? 彼女は今の生活が気に入ってるみたいだし」
「そうだな。行くぞアリス」
「えっ?もう? ま、いいけど……じゃあね、ラプンツェル」
アリスはぎこちなく手を振ると、ハシゴを降りる兄弟に続いて窓から出た。
ラプンツェルの垂れた黒髪の隙間から、一瞬――彼女がすがるようにこちらを見た気がした。

![[短編] 昨日の僕は生きていた。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.843/img/book/genre1.png)