“パシッ”
「! 待てよ」
「ん?」
歩いていたベリルの手を、誰かが掴んだ。薄茶色の左目がベリルをギロリと睨み付ける。
「おまえ……核石を持ってるな」
「核石?」
意味の解らないベリルはキョトンとした。それに、茶色の髪の青年はイラつく。
「しらばっくれるな。そこにある石だよ」
「! ああ……」
青年が指さしたのは、ベリルの腰に下げられている革袋。マジックアイテムの入った袋だ。
ベリルはそこに手を突っ込み、1つの宝石を取り出した。それは、美しい輝きを放つエメラルド。
「返せ!」
バッと出した青年の手をすいとかわし、1歩後ずさる。
「返せと言われても。これは以前に報酬として受け取ったものだが」
「! 待てよ」
「ん?」
歩いていたベリルの手を、誰かが掴んだ。薄茶色の左目がベリルをギロリと睨み付ける。
「おまえ……核石を持ってるな」
「核石?」
意味の解らないベリルはキョトンとした。それに、茶色の髪の青年はイラつく。
「しらばっくれるな。そこにある石だよ」
「! ああ……」
青年が指さしたのは、ベリルの腰に下げられている革袋。マジックアイテムの入った袋だ。
ベリルはそこに手を突っ込み、1つの宝石を取り出した。それは、美しい輝きを放つエメラルド。
「返せ!」
バッと出した青年の手をすいとかわし、1歩後ずさる。
「返せと言われても。これは以前に報酬として受け取ったものだが」