美 「内川君。ちょっといいかなぁ??」

祐 「ん?いいで。」

美 「同じクラスの高原だけど分かるー??」

祐 「あぁ-彼氏募集中ちゃん?」

美 「そうそうっ!!内川君。一目惚れしたので付き合って下さい!」

祐 「いきなりっすか…」


内川君があたしの方を見る。
そしてあたしと目が合い…


祐 「君は北川真奈美ちゃんだよね???」

美 「そうそう!あたしの親友なんだぁ」

祐 「俺が話しよるん聞こえる??」

あたしは口で読み取った。


真 「うん。補聴器付けてるから多少は聞こえる。だけど早く喋ったりしたら聞き取りにくいの」

祐 「そうなん??」


…内川君の手があたしの耳の方へ差し伸べてくる。