あっ…唐揚げ貰えなかった-!
まっいいや☆


ブーブーブーッと携帯がふるえた。

海 「あっメール来てるよ」

真 「ほんとだ。誰だろっ…」


あっ…龍一だ。
龍一からメールなんて珍しい。


海 「りゅういちぃ?だぁれ?」

真 「あたしの彼氏だよ」

海 「ふぅん」


あたしはメールを開けた。

え……―??

あたしは携帯を落とした。
それを海翔が拾い、画面を見る。


海 「えっ…」

真 「どうしよう…」


――――――――――――――
from: 龍一☆

真奈美!聞いてやっ!
俺、咲子と付き合う事になった(^_^)v

真奈美とはもう別れるけど友達のままでいよなo(^-^)o

俺いまむっちゃハイやゎあ!」

――――――――――――――

真 「うぇ…っ海翔…」

海 「真奈美ちゃん…」

海翔はあたしに抱き着き、頭をよしよしと撫でている。


真 「あたしね…小さい時から龍一好きだったん」

海 「うん」

真 「けど龍一は咲子が大好きでいつもべったりだった。あたし達はいつも一緒にいた…。ある日咲子に彼氏が出来たんだ」


―――――――…………
咲 「真奈美、龍一聞いて?彼氏出来ちゃった」

龍 「まじ?どんなやつや?」

真 「…………」

咲 「年上で健常者。手話サークルで出会ったの。そんで今日の朝、告白された」


咲子は嬉しそうに話している。
龍一は彼氏にムカついてる。


龍 「俺だって咲子の事好きなのに!!!」

咲 「龍一の気持ちは気付いてたよ…だけどごめんね」

龍 「いやだいやだ!!」


龍一は咲子に抱き着き、あたしがいるのにも気にせずに咲子にキスをしていた。


龍一酷いよ…
あたしさっき龍一に告白して振られたばかりなのに…
あたしの目の前で咲子と。