秘密の生徒会探偵団☆




うげ……全っ然、食欲でねえ。


いつもならペロリと食べてしまう朝食もほとんど喉を通らない。









「あら、陵。食欲ないの?珍しいわね」



不思議そうな顔をする母さんの横で、姉貴が口を出した。






「あーあ。陵、やっちゃったねえ。お母さん、今日嵐来るよ。」



「わけわかんねえこと言ってんな、アホ。」






その一言でわめきだす姉貴。

関わるとやっかいになるから無視。もちろん今まで生きてきた経験から学んだ。







「っていうか、あんた今日どこ出掛けんの?」


「え。」



なんで、こういうときばっかり勘が鋭いんだよ〜。



「別にどこだっていいだろ。」


「ふーん。」