次の日。 寝不足気味なあたしはあくびをしながら七海と教室に向かっていた。 「で、なあんにも手がかりを見つけられず戻ってきたってわけ?」 「ふわあ〜〜…… え?七海なんか言った?」 だからあ!! 呆れた顔で七海は教室のドアをあけた。 「手がかりつかんだ?ってきいてる「なんやて〜〜〜っっっっっ!!!!」 七海の声はあっけなく勇斗の声に消された。