「でも、もっと真剣に考えたら違う考えもでてくるんじゃない?」


「考えたくないけど、可能性はあるな。」




腕を組んで向かい側の壁を意味ありげにみる陵。



「由比ちゃんは?」



あたしは……


「陵と一緒かも。」



そういうと、泉ちゃんは自虐的な笑い方をして話した。




「やっぱり、そうだよね。私もそんなの露ほども思ってなかった。
でも実際起きると相手がどれだけ必要な存在か気づけるの。

実は一番近くで見守っていてくれてたんだって。」















泉ちゃんがどれだけさらちゃんを大切にしているかわかった。

あとは……









































「陵っ。あたし、さらちゃんを見つける!!」