秘密の生徒会探偵団☆




「ウソ、まじ?」


「まじ、大まじ。」



ここまで予想していなかったあたしたちは、ただまじを連発しているだけだった。











放心状態のまま、連絡先をかいて、あたしたちは部屋をでた。




とっ、とりあえず気持ちを落ち着かせないと……。




「あっ、あのさ、陵!!」


「んっ!?」





お互い動揺しまくりのあたしたちは会話すら気まずくなる。









「えと、眼鏡っ、返さなくていいの?」




よく考えてみると、私服に着替えたはずの陵はなぜか、眼鏡をかけっぱなしだ。




「残念、これ私物。」



さっきの動揺はどこへいったのか、陵は冷静な顔をして、眼鏡を外した。




「へー。そうなんだ……って陵、眼鏡してたの!?」




こりゃ驚き〜。
でも、その眼鏡すら似合ってしまうんだからなんだか悔しい。



なんか、見ているこっちが恥ずかしくなるというか、少し長めの茶色い髪から見え隠れする切れ長の目が、眼鏡をかけているせいで、よりいっそう大人っぽくなった感じ……って何いってんの、あたし。