「それでは、第1次審査の通過者を発表します。 3、12、27、48、66以上です。今、番号を呼ばれた方々は後日改めて連絡をするので、ご自宅、または携帯番号を書いて下さい。」 「…………ウソだろ。」 ざわついた部屋のなかで、隣にいた陵の声がかすかに響いた。 「どうしたの?陵」 「番号、呼ばれた……。」 は……?なんのですか? 「1次審査通過しちゃった。」 え……? 「えぇっ!?」