秘密の生徒会探偵団☆



あたしの目の前にはさらちゃんそっくりの………ってさらちゃん!?




「本物……だよね?誘拐されたんじゃ……。」

「こ、この事は誰にもいわないでっ。お願い……っ。」



そういうとさらちゃんは頭を下げた。


うーん……どうしよう。


「えと、あたしの名前は矢井田由比。さらちゃんと同じ高1。よろしくね
いきなりだけど、あたしはあなたを助けるためにここにきたの。」




「私を……助ける?」












その時、廊下を歩く足音があたしたちの耳に響いた。




「ごめんなさいっ。私、行かなくちゃ……ここにいることを知っているのはほんのわずかな人だけなの。


三階に私はいるから。
ちょうど階段をあがって右側の一番奥の部屋っ
じゃあ、私いくね!!」



さらちゃんはそう早口で言うと、走っていってしまった。













「ヤバッ!!着替えなくちゃ!!」