封筒の中を開いてあたしはギョッとした。 【男性・クールな知的男子】 まぁ、ここはとりあえず置いておこう。 問題はあたしだ。 「【女性・小悪魔系ちょっとセレブ感漂う美少女】って………。」 あたしのどんだけ細かいのさ!! そもそも『美』を求めすぎでしょ!? 「じゃ、俺着替えてくるわ」 陵はそう一言いうとすたこら男性用の簡易被服室にいってしまった。 「あたしも、行こうかな……。」 女性用の被服室は一度部屋をでないといけないため、あたしはすっかり蒸し暑くなった部屋をでた。