「大輔、お願いやめて!!
あたしは大丈夫だから!!
さらの体を危険な目にあわせるわけにはいかない!!」
「俺は誰の指図もうけるつもりはねぇよ
さらが冬香を助けろってさ」
いつもの穏やかな雰囲気が一転し、完全に男の人格になってしまったさら
秋野はそれが冗談だとまだ思っているようだ
「素晴らしい演技だ、さら
さすが私のむす「黙れ、くそじじい
てめえのせいでさらや冬香の人生めちゃくちゃなんだよ!!」
声を荒くして大輔は吠えた
「さらは優しいやつだぜ
だけど優しすぎたせいで俺たちがうまれた
全部てめえのせいだ」
「冗談を言ってる場合じゃないんじゃないか、さら」


