「っ!!」 「これが脅しの道具じゃないことがよくわかっただろう? 次にその口が何か言ったときは出血が止まるまで刺してやる」 パックリと開いた右腕の傷 まるでそこに心臓があるかのようにどくどくと血が流れる 「冬香をはなせ!!」