「なんで、わざわざここで言う必要があるのーっっ!!
寮で言えたでしょうがっ。」





そう。あたしたちの通うこの学園はすべての生徒が寮で生活をしている。



そんななかあたしは七海と同じ部屋なのだ。








「すっかり気が動転しちゃって……。エヘ♪」



何がエヘ♪じゃ。



すっかり眠気のとれたあたしは席に着こうとした……。











はぁ。本当にこれなんとかしてよ。





ため息をつく目線の先には2人のイケメン男子。




「どいて。陵、勇斗。」





「ヤーダ。」


この即答したヤツが我が新山学園生徒会長

岩瀬陵(イワセリョウ)



あたしの幼なじみでもある。



「なんや。いつも以上に冷たいんとちゃう?」



この関西弁が生徒会メンバー書記、小林勇斗(コバヤシユウト)




この2人ももちろん探偵団。