嘘……そんなの…… 「嘘よ……」 声が震え、口のなかが渇く 全部……全部嘘だ…私の反応をみて楽しんでいるだけなんだ…… 自分の心にいくら問いかけても、体の震えはおさまらない 「嘘なんかじゃない お前らの母親を殺したのは私だ」 「!!」 どうしてっ!! どうしていつもこいつに邪魔をされなくちゃいけないの!? ―――――ただ、平凡に生きたいだけなのに……っ