「あれ?」 七海の声が車中に響いた 「どうしたの?」 あたしは後ろを振り返りながら七海の顔を覗く 「いや……あのおじさん。冬香さんと連絡とってる……」 「えっ!?」 驚きの声をあげたのは長畑さんだった 「どういうことなの!?七海ちゃん!!」 「えと……メールも電話もやってるみたい…… 内容は―――――――」 ―――――――え?