「……遊園地。」
声を出したのはあたしではなく陵だった
「七海!!確か秋野が経営してる遊園地には古い時計台があったよな!?」
「え……うん。」
「ちょっと待って!!
秋野が遊園地を経営してるなんて話聞いたことないわ!!」
戸惑いを隠せない長畑さんはみんなの動きを止めた
「影で自分の父親の事業を継いでたんや
七海がそれを証明してる」
「そんな……」
長畑さんは目を見開いた
「秋野さらが最後に更新したブログに、その遊園地でロケをしたと書いていました
幼少の頃、遊びに来ていたことも……」
七海は険しい顔を浮かべて長畑さんにいった


