「そういうことだったのか!!」
まさ兄が目を輝かせて、あたしをみる。
「まさか高校生に先を越されちゃうなんてねー
歳もとりたくないもんだわー。
待っててね、今暗号のコピーをもってくるから。」
ニコニコと笑いながら席をたつきょうこさんを見送りつつ、あたしはふと、疑問を抱いた。
─────なんで、ヒントなんか置いたんだろう……。
まるで、暗号に気づいて欲しいみたい……。
「はい、じゃあ早速といていきましょ♪」
きょうこさんが持ってきたコピーを使って、あたしたちは暗号をとく作業にとりかかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…