「少し元気でた?」 「え……?」 生徒会室で七海と2人きり。 ボーっとしていたあたしは、隣に七海が居てくれていたことをすっかり忘れそうになっていた。 「陵のこと考えてたの?」 「………うん」 陵に言われたことが頭から離れない。 でも、それはだんだん嫌という感情じゃなくて、嬉しさに変わっていく気がした。 「あたし……陵が好きなんだと思う。」