秘密の生徒会探偵団☆



病院で陵が傷口を見てもらっている間、あたしは自販機の前にいた。



色々なことがぐるぐると目まぐるしく回り、何から手をつけていいのかわからない。




ゴトンとお茶が落ちてあたしは中から取り出す。

ひんやりとした感覚が皮膚を刺激した。


























『あなたたちは、あたしを見つけることなんかできない。』


風にのって声が聞こえてきた。


すぐに後ろを振り返る。


「誰もいない……。」


今のは気のせい?
でも確かに声が聞こえて……



そこであたしは頭をふって考えることをやめた。

「考えすぎか。」


きっと考えすぎて幻聴でもしたんだ。