秘密の生徒会探偵団☆



「なんなら確認して頂いても結構よ。
ま、あなたにそんな度胸があるのかは別としてね。」


「ぐぅ……」



ニヤリと怪しげな笑みを浮かべる長畑さん。

相手の刑事は気まずくなったのか、手錠をかけた遠藤だけをつれて帰ってしまった。







「君は警察なのか?」


長畑さんに声をかけたのはパーティーをぶち壊しにされた秋野氏だった。



「私がついていながらすいませんでした。
後日またお伺いします。

ただ今はけが人が出ているので失礼します。
陵くん、立てるかしら?」



クルッと俺をみる長畑さんは、この数分間で随分と疲れているようにみえた。






「はい。」


「いきましょう。」